やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

娘と母(娘の祖母)の再会とその後日談

 前回までは、名古屋めしを食べた話ばかりで、本来の目的である、娘が久しぶりに母(娘の祖母)に会ったことには、まったく触れてなかったので、今回はその話である。娘は2021年10月に結婚式を挙げた。実際にはその1年前に籍を入れていたのだが、新型コロナのため、挙式は1年遅れとなった。そんなこともあり、結婚して以来、母と会っておらず、今回ようやく旦那を紹介することが出来た。

 その間に母は施設に入ってしまったが、施設ではいまだに管理が厳しいため、面談も15分に限られている。しかし、身内と一緒であれば外出できるため、今回は喫茶店に連れ出して会うことにした。久しぶりの再会で、2時間ほどいろいろな話をし、娘は旦那を紹介でき、母は気分転換ができて、とても良かったと思う。

 母を施設に送って行ったとき、別れ際に母と娘は抱擁し、母は「これで会えるのが最後になるかもしれないので、会えて良かった」、娘は「そんなことないよ、また来るから長生きしてね」と、お互いに涙を流して感動の別れとなった。う〜ん、お互いわざとらしいセリフ。脚は弱っているが頭と口は元気な母、口はうまいが本音がよくわからない娘。私からすれば、茶番劇を見るようだった。(そんなことはないでしょうが)

 東京へ戻って数日後、施設から私の携帯に電話があった。母が、めまいがして立ち上がることができないので、検査のため救急車を呼んでいいかとの連絡である。姉に連絡が取れなかったので、私に連絡してきたようだ。詳しい様子がわからないので了解した。しばらくして、姉に連絡がつくと、病院に行ってくれたようだ。

 精密検査の結果、異状が無く、施設に戻ったとのこと。姉によると、施設に入ってから薬が変わったので、そのせいではないかとのこと。家にいたころも、薬が変わったときに、調子が悪くなったことがたまにあったようだ。本人が医者と掛け合って薬を変えてもうらうとのことだった。大げさだったかもしれないが、大事にならず良かった。

 するとその数日後、今度は娘から連絡があった。あばらの下あたりに、しこりがあって、触ると痛いとのころ。ネットで調べたら、いろいろ書いてあって、悪い病気だったらどうしようと、不安で心細いので連絡したとのこと。心配していてもしょうがないので、とにかく明日病院へ行って、検査してもらうしかないと話した。

 翌日、病院に行ったところ、検査するまでもなく、「それは骨だよ」と一言で終わったそうだ。痛いのは触りすぎではないかって。これまたちょっと大げさだったようだ。娘がは子供の頃から病気がちだったので、とても心配したが、何事もなくて良かった。

 この祖母にして、この孫。心配ばかりさせる人騒がせな二人であるが、やっぱり茶番劇が得意なのであった。