やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

あらためて名古屋めし 〜その②「きしめん」「みそかつ」を堪能する〜

 名古屋に行くのに、これまでは自家用車で行くことが多かったが、最近では年齢も考慮し、妻と二人で行くときは新幹線で行って、現地でレンタカーを借りることにしている。自家用車で行くと、名古屋めしを食べる機会がなかったが、新幹線だと名古屋駅を通るので、名古屋めしの有名店に寄るチャンスができる。前回は「ひつまぶし」を食べた話だったが、今回はそれ以外の名古屋めしの話である。

 名古屋駅に着いた昼食に「きしめん」を食べた。新幹線の改札を出た駅の構内にある「驛釜きしめん」は、いつも並んでいて気になっていたが、今回初めて入ってみることにした。「きしめん」は名古屋ではスーパーでも普通に売っているメジャーな食べ物で、子供の頃からうどんの代わりによく食べていた。名古屋駅のホームにある立ち食いのきしめんも、かつおぶしでめんが隠れるほどたっぷりのっていて、とてもおいしい。

 「驛釜きしめん」は、10人程並んでいたが、15分程で店内に案内された。妻と二人で「きしめん」を注文した。現物の写真を撮り忘れたが、看板の写真のとおり、ほうれん草、油揚げ、かまぼこ、かつおぶしがのっていて、オーソドックスな感じだった。かつおだしで、しょっぱすぎず、とてもおいしかった。妻は初めてお店できしめんを食べたので喜んでいた。私は、もっとたくさんのかつおぶしをのせてほしかったかな。

<左から、①ちょっと頭が見えた富士山、②驛釜きしめん、③ナナちゃん人形>

 二日目の帰りの新幹線は18時30分頃だったので、夕食にお弁当を買って新幹線の中で食べることにした。名古屋駅の地下街の「エスカ」にある、「矢場とん」で弁当を買った。この店はいつ見ても大行列である。妻は残り一つだった「ひれかつ弁当」、私は「わらじとんかつ弁当」にした。なんとどちらも1,900円!弁当にしては高いと思ったが、せっかっくなので購入した。

 私はみそかつは大好きなので、これまでもよく食べている。たいていは、みそだれはやや固めのこってりした感じのみそがかかっていることが多いのだが、「矢場とん」のみそかつは、みそだれがしゃびしゃびで、とんかつが浸るくらいたっぷりある。おいしいのだが、私はどちらかというと、こってりしたみそが好みであった。

 ところが今回食べてみたら、すごくおいしいではないか!もはや虜になってしまった。食べれば食べるほどおいしく感じてくる。みそだれは別添された袋に入っていて、食べるときに開けてとんかつにかける。やはりとんかつが浸るくらいのたっぷりの量である。うっ、うまい!やや甘めで、味が濃すぎないので、飽きがこない。どんどん食べてしまう。キャベツは別容器に入っていて、シャキシャキ感そのままで食べることができた。もはや、みそかつといえば「矢場とん」だ!と声を大にして言いたい。

 「わらじとんかつ」は、大きいとんかつが2枚重なって入っている。これはさすがに多いので、1枚食べて残り1枚は持ち帰ることにした。妻の「ひれかつ」も一口もらったが、これも大きくて柔らかい。虜になる味とボリュームを考えると、この値段でも納得がいく。翌日、朝からとんかつ1枚平らげてしまったのは言うまでもない。