やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

「はるみ」ちゃん、ありがとう

 玄関のチャイムが鳴り、突然やってきたのは「はるみ」ちゃんだった。とはいっても、女の子ではない。親戚が毎年送ってくれるミカン科の柑橘類だ。

 「はるみ」は、「清見」に「ポンカン」をかけ合わせた品種で、ポンカンのような大きさなのだが、皮が手で簡単に剥けて、種もほとんどなく、薄皮も柔らかいので、普通のみかんのようにそのまま食べられる。甘くて、味が濃厚で、プチプチ感もあり、とてもジューシーだ。大きいので、お腹も膨れ、味も大満足で、1個食べればとて幸せな気分になれる。さっそく、子供たちにもおすそ分けしよう。

 娘夫婦と息子とランチで待ち合わせすることにした。息子も久しぶりに休みが取れたとのことで、みんなで集まれるよい機会となった。ランチは「つな八」の天ぷらにした。メニューは「昼膳」で、エビ2尾、白身魚、なす、かぼちゃの天ぷら、小エビと玉ねぎのかき揚げに、しじみの味噌汁がついて、1,650円。サービスでじゃがいもの天ぷらトリュフ仕立てをつけてもらった。久しぶりに天ぷらを食べたので、大満足だった。

 翌日、義母にも「はるみ」ちゃんを渡すために待ち合わせした。ついでに多摩センターの奥にある多摩中央公園を一緒に散歩した。遊歩道の途中に竹林があり、ちょうど隙間から太陽が見えて、竹が青々と輝いて美しかった。敷地内には市が運営している「グリーンライブセンター」という施設がある。季節の花々が植わった、こじんまりとした庭園で、無料で入場できるので、たまに散歩ついでに見学に行くことがある。

<左:多摩中央公園の遊歩道横にある竹林、右上:グリーンライブセンター玄関>

 今の時期は、ほとんど見る花は無く、前日に雪が降ったので、まだ雪が残っているところもあり、わずかに咲いている花も倒れたりしていた。しかし、施設内は綺麗に整備されており、所々にベンチもあるので、のんびりと過ごせる。季節外れの暖かさで、なんとなく春の予感がした。

 昼食は、ココリア多摩の「ブレッドガーデン」で、パスタにパン食べ放題とドリンクバーをつけた。ちょっと待たされたけど、料理もパンも結構おいしかった。写真を取り忘れてて、思い出して最後の2個のパンだけパシャリ!

 子供たちがそれぞれ独立して、少し寂しくなったけど、「はるみ」の取り持つ縁で、家族と再開できた。会おうと思えば会える距離に住んでいるけれど、普段はなかなか会う機会がない。何かのきっかけで、こうしてたまに家族が集まれることはとても幸せだ。「はるみ」ちゃんありがとう。また来年も待ってます!

<上:施設内に植わっている万両、下:施設内にあるかわいいベンチ>