やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

五体の龍のパワースポット「田無神社」に行ってきた!

 最近テレビで見た「田無神社」へ行ってきた。ここには五体の龍が祀ってあり、辰年の今年は、まさに行くべきパワースポットである。西武新宿線の「田無」駅から徒歩約6分のところにあり、車が行き交う青梅街道沿いにある。神社の入口はこじんまりとした感じであったが、中に入ると奥行きがあり、木々に覆われた別世界になる。そして、こんなにもたくさんの見どころがあるとは、驚きであった。

 田無神社の主祭神は級津彦命(しなつひこのみこと)、級戸辺命(しなとべぼみこと)、大国主命である。他にも須佐之男命、猿田彦命、ヤチマタヒコノカミ、ヤチマタヒメノカミ、日本武尊命、大鳥大神倉稲魂命応神天皇などがお祀りされており、たくさんの神様がいらっしゃるようである。

 そして特徴的なのは、自然のすべては「水・火・金・木・土」で成り立っているという五行思想に基づいて「五龍神」が祀られいることである。五龍神は、金龍(中央守護)は運気向上・幸福招来、青龍(東方守護)は技芸向上・就業成就、赤龍(南方守護)は勝運向上・成績向上、白龍(西方守護)は金運向上・良縁成就、黒龍(「北方守護)は健康増進・家内安全と、それぞれ異なるご神徳が得られるとされている。

 参拝したのは午前中であるが、思っていた以上に参拝客が来ていた。金龍は本殿に祀られており、普段は見ることができないそうだ。まずは本殿に向かい金龍を参拝した。本殿は彫刻家の嶋村俊表により作られ、正面には見事な彫刻が施されている。軒下には鳳凰と龍の彫刻があり、拝殿内部の賽銭箱の向こう側に金龍の木造が置かれている。当然ながら運気向上の最大スポットである。

 境内のそれぞれの方角の位置に五龍神が祀られており、それぞれに人が並んで参拝している。もちろんすべての龍を参拝した。また、龍の口から水が出る「手水舎」、それぞれの龍の「御神木」、龍の頭と玉に触れると昇運を授かる「撫龍(なでりゅう)」、ビオトープ池として5年前に造られた「龍神池」など、境内のあちこちに龍に関係したパワースポットがある。

 それ以外にも、大黒天・恵比寿天が祀られた社、戦の神・楠木正成像、大横綱大鵬ゆかりの土俵、その他様々な小さな神社があり、見どころ満載である。境内にはかき氷や串焼きなどの屋台も出ていた。軽トラで店を出している「なおきち珈琲」のコーヒーは希少な東ティモール産の豆を使っていて、香ばしくてとてもおいしかった。

 境内に、「一楽萬開」と書いた大きな札が立っていた。田無神社では、11/23〜2/3に「一楽萬開札」が授与できるそうだ。一楽萬開札を受けると、龍神様より最初の楽をいただける。一つの楽が次の楽を呼び、次々に楽が集まり、「萬の道」すなわち人生が開かれることを「一楽萬開」と言うそうだ。札をいただける時期が過ぎているので、代わりに大きな「一楽萬開札」の前で撮影したのだが、効果のほどは?

 この日は天気も良くて、青空に木々の緑が美しく映え、境内すべてにパワーが満ち溢れている感じで、この場所にいるだけで運気が上がってくる気がする。田無神社で写真を映すと、龍神様が緑色の光がとして映り込むことがよくあるそうである。私が撮影した写真に映り込んだ虹色の光はどうなんだろう?

 昼食は田無神社の目の前にある、そば屋「たからや」で「天ざる」を注文した。天ぷらは春一番のおすすめメニューの竹の子天ぷら入りだが、つい撮影を忘れて先に食べてしまい、竹の子だけ写っていない。もちろん、やわらかく甘くて最高においしかった。

 当日はとても暑く、電車移動と参拝で歩き回って疲れたのだが、なんか体に力が溢れていて、帰宅してからも心地よい疲れで気分がとても良かった。これも龍神パワーをいただいたからだろうか。田無神社は何度も通いたくなる、おすすめの神社である。映画「スラムダンク」に出てくる神社のモデルにもなったようなので、興味のある方はぜひ参拝してみてはどうだろうか。