やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

朝5分間で将来に思いをはせる

 今朝、妻が隣のフトンから起きた音で目が覚めた。平日の朝はいつものことだ。いや、いつもは妻の携帯のアラームで起きるはずだ。今日は休みか?いや月曜日だ。アラームに気づかなかったのか。会社に行かねばならぬ。

 そういえば、めずらしく夜中に起きなかったな。最近では夜中にトイレに起きることが多い。今日は疲れている感じだ。昨日は何をやったかなと思いながら、またウトウトと考え事をしてしまう。

 妻がトイレから出てきて、洗面所で顔を洗う音ではっとする。いつもは、このタイミングでフトンを出てトイレに行く。起きなければ。ところで、今見ていた夢はなんだったっけ。続きが気になる。ぼんやりしていると、またウトウトする。

 妻がキッチンで朝食の準備を始める音で、はっとする。いつもはトイレから出て、洗面所で顔を洗っているタイミングだ。朝は忙しいので、時間との戦いだ。戦いと言えば、そうだ昨日の夜は「M−1グランプリ」を見た。そして、その途中で「鎌倉殿の13人」の最終回を見た。どちらも良いものを見たという充実感があった。ウエストランドの毒舌漫才がおもしろかった。

 すると妻が目玉焼きを焼く音がした。いかん、いかん、起きるぞ。体が重い。起きようとしても、体の動きがぎこちない。毒を盛られた北条義時のような動きだ。妻が毒を盛ったか。いやいや、それは「のえ」だ。テレビと現実がごっちゃになっている。

 思い出した。昨日は久しぶりに買い物に行って、結構歩いたのだ。ヘルニアによる足の痛みで、しばらくまともに歩いていない。最近良くなってきたので、歩き始めているのだが、昨日は途中で何度か休みながらではあるが、かなりの距離を歩いたと思う。その疲れが出ているのだろうか。

 普段は、休日であれば6時に起きてコーヒーを入れて、妻が起きるのを待つ。平日は5時30分に妻が起きると、続いてすぐに起きる。それなのに、今日はこのありさまだ。いかに普段歩いたり、体を動かしていることが大事であるとわかる。これから年齢を重ねるたびに、体が衰えてくる。体を動かすことが、より重要であると実感する。

 よく言われていることだが、近い将来退職しても、何らかの仕事をしていた方がよいと思う。何もせずにいると、頭も体も衰えるのだなと、身をもって感じたのである。

 こうして、毒舌と毒盛りを思い出しながら、将来への思いと体の重いが、韻を踏んで襲いかかった朝5分間の葛藤から逃れ、めしを食いながらメッシの優勝のニュースを見たのだった。