やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

冬の散歩で自然を感じる

 先週末の東京は、この時期にはめずらしいほど暖かくなったが、土日はあいにくの小雨となった。私は土曜日に予約していた4回目のワクチン接種に行った。妻は3回の副反応に懲りて、もう打ちたくないと言うので一人で行った。

 私は3回目のモデルナの時に微熱が出たが、今回は得意(?)のファイザーだし、8月に感染して免疫が残っているため副反応が無いだろうという、根拠の無い自信があった。結果、打った腕の痛みは残っているものの、熱も体のだるさもなかったので、私の説は実証された。

 日曜日はポケモンGOの「カクレオン」を探しに、裏の公園に妻と散歩に行った。ポケストップに稀に現れるとのことだが、結局見つからなかった。妻の母は、すでに2体ゲットしており、うらやましい限りだ。カクレオンさんはいったいどこに隠れおん?

pokemongolive.com

 歩いていると、公園のあちこちに土が盛り上がった箇所がある。おそらく「モグラ塚」というものだろう。モグラは冬眠しないということのなので、エサを探して穴を掘る際に、不要になった土を地上へ押し出したものである。周りの草木が枯れているので、より目立つようだ。

 そういえば、先日の夜、ベランダで洗濯物を干している妻が、タヌキのつがいが遊歩道を歩いているのを発見した。ジブリ映画「平成狸合戦ポンポコ」のモデルになったこのあたりでは、ちょくちょく見かけるのだが、道路に面した家の前まで来ることは珍しい。それとも普段は気がつかないだけなのか。

 帰りの遊歩道では、鳥がチーチーと鳴いている声がする。見上げると木の上に鳥がいるが、知識がないので何という鳥かはわからない。すると、緑色の2匹の鳥が目の前を横切った。

 歩きながら、保育士をしている妻が「ふくろうのそめものや」という絵本の話をしてくれた。真っ白な体が自慢だったカラスが、ふくろうの染物屋で他の鳥がきれいな色に染めてもらったのを見て羨ましくて、自分もいろいろな色に染めてもらうのだが、どれも気に入らず、怒って染料のつぼをぶちまけたら、色が混ざってカラスは真っ黒になってしまうという話である。カラスはいつの時代も、どの国でも悪役のようだ。

books.rakuten.co.jp

 歩いていると、中学校の前で、なんと梅が咲いているを見つけた。西日本は知らないが、東京では梅の開花は早くても2月下旬である。先週末からの気温の上昇で、勘違いしたのであろうか。今週からまた寒くなるので、なんかかわいそうだな。

 冬なのに、自然界ではいろいろな動植物が、たくましく生きているんだなと、しみじみと思った。結局、見つけられないのは、仮想空間のカクレオンだけだった。

早くも梅が咲いていました。