やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

子供たちへ

 娘夫婦が新築マンションを購入し、引っ越しが終わったので、先日顔を出した。新しいマンションだけあって、床暖房や食洗機が付いており、洗面所の蛇口も手をかざすだけで水が出る。エレベーターまでがボタンが非接触だった。これから新しい生活が始まる。うらやましいとともに、これから夫婦力を会わせてがんばっていってほしいと思う。

 実は、息子の一人暮らしのマンションと娘のマンションは目と鼻の先だ。今の場所を決めるときは、お互い知らなくて偶然であった。なにか通じるものがあったのだろうか。これで子供たちはふたりとも家を出て、それぞれ自分たちで生活を始めたことで、ほっとすると同時にやはり少し寂しい。そして親としては、いつもまでも心配がつきない。

 我が家からは少し距離があるが、集まろうと思ったときには、集まれるような距離である。会おうと思えば会えるのは幸せなことである。

 もうすぐ1年が終わろうとしている。過ぎてしまえば、いつも早いものだと思う。しかし、1年あれば環境は結構変わる。1年前の私は今の職務ではなかったし、息子は教師になっていなかった。教師である息子は、数年後は職場が変わることは間違いない。今のこの状況というのは、結構短いのかもしれない。今このときを大事にしたい。

 子供たちには、これから辛いことや、苦しいことがあるかもしれない。しかし、それを嘆き悲しむのではなく、つねに最善を尽くしてほしい。そして、受け入れることは受け入れることも大事である。グチを言ってもつまらないだけだ。今のこの状況を楽しむことによって、その中で幸せを見つけることができる。

 そして何よりも家族がいる。困った時は頼ってくれればよい。いつでも力になろう。まあとりあえず、今は夫婦水入らずで、お茶でも飲んで見守っていようか。