やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

偶然が重なった天然ボケ

 今日仕事から帰ったときに、妻に聞いた話である。風呂上がりにクロネコヤマトの宅急便が来たため、インターホンでマンションのエントランスにある宅配BOXに入れてもらうよう頼んだ。その後、荷物を取りに行ったら、なんと隣のマンションの602号室宛の荷物が入っていた。

 そもそも、うちのマンションは4階建てのため、間違える方もどうかしていると思いながらクロネコに連絡し、「宅配BOXに違うお宅宛の荷物が入ったので、確認してください」とお願いした。クロネコはすぐに来てくれたのだが、「ちゃんと宅配BOXに入ってましたよ」と言って、我が家宛の荷物を宅配BOXから出して持ってきた。

 「えっ??!!」「じゃあ、この荷物は何?」まさにミステリーである。「それはAmazonなので、うちの荷物じゃないですよ。」といって帰っていった。

 妻は急いで宅配BOXまで行って確認したところ、隣の番号のBOXを開けてしまったことがわかった。なんという天然ボケ!そして、なんと偶然にも伝票に書いてあった番号と、隣のBOXの暗証番号が「1234」と同じだったため、BOXを開けることができたのだ。偶然は偶然を呼び込む。

 妻はうろたえながらも、隣のマンションまで荷物を届けに行くと、ちょうど在宅しており、いきさつを話したら、とても感謝していたそうだ。かくして誤配送品は、最短で荷物が届けられた。

 妻が間違えなかったら、荷物はどうなっていたのだろうか。永久にうちのマンションの宅配BOXに眠っていたのか。隣のマンションの人が、荷物が届かずAmazonの配送業者に連絡して、探したあげく見つかるのかもしれないが、随分時間がかかったことだろう。そもそも配送業者は、うちのマンションに602号室など無いのに、伝票をどの番号の郵便受けに入れたのだろうか。

 今回はたくさんの偶然が重なった。まず、①妻が玄関に出れずに宅配BOXに入れるようお願いしたこと、②妻が間違えて隣の宅配BOXを開けてしまったこと、③その暗証番号がたまたま同じだったこと、④隣のマンションの人が在宅していたこと、がすべて重なったことで、誤配送の荷物が短い時間で御本人に届けることができた。妻の天然ボケもたまには役に立つことがあるのだった。

 その後私たちは、親戚から送っていただいた『ラフランス』を眺め、食べ頃になるのを楽しみ待つのであった。