やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

さらば自動車通勤、そしてさらば思い出達

 ヘルニアによる足の痛みが減ってきたので、来週から電車で通おうと決意する。自動車通勤は今回で最後にしたい。もう、こんなに痛い思いはしたくないから。

 しかし自動車通勤は、電車通勤と違った風景を見ることができた。それをもう見ることができないのが、ちょっと寂しい。

 高速カーブが続き、速さを競い合う「桜ヶ丘から稲城へ抜けるワインディングロード」はもう走れない。

 多摩川を渡るときに急に視界が広がる「稲城大橋」から見た、意外ときれいだった夜景はもう見られない。

 朝、ちょうど正面からの太陽と信号が重なり、歩行者信号もしくは対向車の動きで判断するしかない「まったく見えない品川通りの信号」はもう経験できない。

 いつも行列が出来ていて、他店よりもチョットだけ安い、飛田給の「ENEOSガソリンスタンド」では、もう給油できない。

 会社に行くまでに5店舗あり、どれに入ろうかいつも迷う「セブンイレブンブレンドコーヒー濃いめ」はもう飲めない。

 珍しく駐車場があって、店舗が大きい品川通り沿いの「青木屋の武蔵野日誌」は、もう買って帰れない。

 気になって、一度は行こうと思っていた「パン屋Annean(アノー)」と「淡路島バーガー」は結局行くことがなかった。

 毎日ピンク色のキャリーバッグを引いて、一人で歩いている「私服の小学生」の正体は不明のままだ。

 毎日同じ場所で無言で立っている、夫婦と中学生の娘の「疑似家族っぽい3人」はどこへ行く。

 12/16から200円値上がりする「会社の裏のコインパーキング」は、値上げ前に回避することができそうだ。

 まあ、実は行こうと思えばいつでも行けるところばかりだけど、毎日のことだったので、ちょっと寂しくなる。 

 しかし、車で走っていて、歩いている人や、バスを待っている人を見ると、なぜか早く電車通勤に戻りたいと思ってしまう。バスに乗ったり、電車で立ってたり、乗り換えしたり、会社まで歩いたり、結構面倒くさいのだけど、なぜかまた戻りたいと感じた。

 しばらく立っていたり、距離を歩いたりすると、段々とモモの裏やスネの横が痛くなるのでちょっと不安があるが、早く日常に戻りたい。来週からがんばろう。

 ちなみに、一度だけ見たのであるが、謎の小学生は、疑似家族っぽい3人に合流し、迎えに来た何も書いていない謎のバスに乗ろうとしていた。どこへ行くのかは謎のままだ。