やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

紙の本を所有することについてのちょっとしたこだわり

 私は趣味とまで言えないが、結構本を読んでいる方だと思う。往復の通勤電車の中で紙の本を読むことが多い。世の中すでに電子書籍が一般的になってきて、電車の中で紙の本を読んでいる人は少数派だ。さらに耳で聞く読書なるものも、最近テレビCMで盛んに放映している。利便性を考えると、今後は電子書籍に移行していって、紙の本は減少していくことは避けられないので、個人的には寂しい限りである。

 別に電子化になることを反対しているのではない。私自身が、本の現物を保有し、本棚に並べて背表紙を眺めることに満足感を得ているので、電子書籍にするとそれができなくなることが寂しいからだ。読書が趣味だというよりも、紙の本を買って並べることが趣味なのである。したがって、今のところ紙の本をやめることは考えていない。

 本は数冊まとめて買うことが多く、それを並べてどんな順番で読もうかと眺めるのも楽しい。問題は、本があふれてきて収容場所がなくなってくることである。そこで、本を買うことのルールを設けている。元々大きい本棚が2本あって、それに入りきらなくなったら、ある程度まとめてブックオフで売る。そしてまた新しい本が増えてきて、入らなくなったら売るというサイクルを繰り返している。そうして生き残っている本が、自分にとって手元に置いておきたい大事な本ということになる。最近部屋を整理して、思い切って本棚を1本処分してしまったので、収容能力が減ってしまったことが少し寂しい。

 本は原則、楽天ブックスでネット購入している。単純に楽天ポイントをためているからだ。楽天ブックスで月に1,000円以上購入すると、月のお買い物ポイント(SPU)が+0.5倍になるからだが、単にそれを理由に本を買いたい欲求を満たしていることが本音である。月によってはお買い物マラソンなどのポイントアップセールが2回ほどあるので、都度2〜3冊購入する。

https://books.rakuten.co.jp/

 購入する本は、まずは新聞やテレビ、ネット等で気になった本をお気に入りリストに登録する。すぐには買わないで、実際に本屋に行ったときに現物をパラパラ読んだり、他媒体での追加情報を見たりしながら、数ヶ月間寝かしておき、数ヶ月後にそれでも欲しいと思う本を購入することにしている。

 また、新聞や本屋などで、気になる本が出てきても、衝動買いをせずに、しばらく期間を置いて、それでもまだ読みたい気持ちが残っていれば、真に読みたい本であると判断できる。

 なお、高価で買うことに躊躇していた本や、買う決断に至らないが興味のある本は、ブックオフに売りに行ったときに中古でみつけると、そこで買うこともある。

 そうやって、紙の本を買うことを楽しんでいるのであるが、一方で老後に備えて段々と物を減らしていかなければとも思っている。最近音楽をCDからネット配信サービスに移行したように、いずれ電子書籍に移行していくことになるかもしれない。いや、したくない。