やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

あらためて名古屋めし 〜その①「ひつまぶし」を堪能する〜

 施設に入った母に会いに行くことと、実家の片付けをするために、この土日に妻と名古屋に行った。その際に、3年前に結婚した娘が、コロナで母(娘の祖母)に旦那さんを紹介できてなかったので、この機会に一緒に行きたいと言った。せっかく娘の旦那が名古屋まで来てくれるならば、おいしい名古屋めしを一緒に食べに行こうということになった。

 1泊2日で娘たちとは別行動なので、2日目の昼食に名古屋駅で待ち合わせ、「ひつまぶし」を食べ、その後一緒に母に会いに行くスケジュールとした。私は名古屋生まれでありながら、ちゃんとした「ひつまぶし」を食べたことがなかったので、ネットでいろいろと調べた結果、名鉄百貨店の9階にある「まるや本店 名駅店」に行くことにした。

 いつ行っても大行列だと書いてあったので、前日名古屋駅に着いたときに、時間があったので下見に行った。するとお昼時だったのだが、店の前に並べられた30脚ほどの待ち席の椅子がすべていっぱいで、その先は他の店の入口になってしまうので、続きは向かい側の店の壁沿いに立って並ぶようになっており、そこも延々と列が出来ていた。90分待ちのとのこと。そのため、翌日は11時の開店に入れるように、1時間待つ覚悟で10時頃に来ることにした。

 翌日10時過ぎに店の前に行くと、なんとすでに待ち椅子は満杯で、私たちは向かい側の立ち待ち列の先頭に並んだ。目安としては、開店後に店に入れる人数は椅子待ちグループまでで、立ち待ちからは二巡目になるとのこと。一歩出遅れたかと思ったが、開店すると、ラッキーなことに私たちは一巡目で店に入ることが出来た。早く来た甲斐があった!

 私と娘の旦那は、うなぎ1匹分の「上ひつまぶし」(4,950円)、妻と娘は3分の2匹分の「まるひつまぶし」(4,150円)を注文した。運ばれてきたものは写真のとおり、見るからに美味しそう!!おひつの蓋を開けると、うなぎのいい香りが漂ってくる。おひつの中を4つに分けて、まず一杯目はそのままお茶碗によそう。うなぎの表面はパリッとした食感で、香ばしさが口の中に広がる。適度にあぶらがのっていて、主張し過ぎないタレとよく合っている。

 二杯目は、薬味をのせて食べる。小ネギ、わさび、大葉、きざみのりをのせて一口。うっ!うまい!!うなぎはあぶらがのっているので、わさびがよく合う。他の薬味もいいアクセントになっている。そして、三杯目は出汁をかけて食べる。上品なかつおの出汁で、するするっと、あっという間に食べてしまう。口の中がさっぱりするので、最後に出汁で食べるのは理にかなっている。

 本来はこれで終わりだが、四杯目を残してある。半分は薬味で食べ、残り半分を出汁で食べた。最後までおいしくて、十分満足できた。このレベルならば、長く待った甲斐があったし、値段以上の価値があった。絶対にまた来たいと心から思うのであった。

 あまりに感動したので、「ひつまぶし」だけの話になってしまった。今回は、他にも「きしめん」や「みそかつ」などの名古屋めしを堪能したので、それは次回記す。