やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

あんかけスパはメジャーになれるか?

  8/11〜13に名古屋で食べた夕食を紹介する。8/11の夕食は、実家の近くにある「Kona’s Coffee」へ行った。丸亀製麺を手掛けるトリドールホールディングスが、「ハワイの食卓」をコンセプトに全国に40店舗以上を展開しているチェーン店だ。東京で食べたことがあるが、とてもおいしかったので、妻が息子にも食べさせたいと言って、たまたま実家の近くで見つけた店舗に行った。

 ロコモコやパンケーキ、ハワイアンコーヒーなどが看板メニューで、妻と息子はお気に入りの「ガーリックシュリンププレート」を選んだ。エビの身がぷりぷりで、殻ごとカリカリと食べることができ、ガーリックが香ばしくで食欲をそそる。私は前回から目をつけていた「コナズチーズバーガー」をチョイス。肉肉しいけど、クドくなく柔らかい、ボリュームも満点。ポテトも私が好みのカリカリ系で、しかも飽きがこない味付けである。

 デザートにパンケーキを3人でシェアした。一番人気は「ストロベリー&バナナホイップパンケーキ」で、メニュー表にも大きく載っている。しかし我々は、メニューの下の方に小さく載っている、パンケーキ3枚にホイップクリームがのった「クラシックホイップパンケーキ」に「フルーツミックス」をトッピングした裏メニュー(というほどでもない)にした。パンケーキの枚数は同じなのに、こちらの方がフルーツの種類が多く安くておすすめ。

 2日目の8/12は、宿泊したホテルに近い小牧周辺で食べることになり、息子がネットで探したところ、「パスタ・デ・ココ」という「あんかけスパゲッティ」の店を発見した。

 あんかけスパは名古屋メシとして有名で、肉や野菜の旨味が溶け込んだコショウの効いたトマトベースのとろみのある餡を、油で炒めた太麺にかけたスパゲッティだ。代表的なメニューは、赤ウインナー、タマネギ、ピーマンなどがトッピングされた「ミラカン」である。いまいち名古屋メシの中でもメジャーになりきれないのは、コショウの効きが強いこのちょっとクセのある餡に、好き嫌いがあるのだと思う。

 「パスタ・デ・ココ」は、「CoCo壱番屋」が手掛けるあんかけスパゲッティ専門店である。愛知県を中心に30店舗以上を展開しているとのこと。さすがに初めて知ったのだが、ココイチ好きの我々は、すぐに決めた。店内の作りもココイチと雰囲気が似ている。メニューもトッピングによって約30種類あり、鉄板焼ナポリタンやペペロンチーノなど、あんかけではないスパゲッティもあった。ココイチと同じように、麺の量、餡の辛さ、トッピングなどが選べる。トッピングはまさにココイチと同じものもあった。

 注文したのは、私は「ぶたキャベ」、息子は「ボンゴレ野菜」、妻にいたっては「ローストチキンと彩り野菜のトマト」と、もはやあんかけスパではない。私と息子は、+110円で卵を敷いた鉄板盛りに変更した。鉄板盛りは、クセのある餡に卵が混ざって味がマイルドになる。この餡が苦手な方は、鉄板盛りを試してみるとよいと思う。逆にこの餡を求める人は、ちょっと物足りないかもしれない。

 とてもおいしくて、また来たくなってしまう。次はこのメニューにして、麺の量は少し少なめで、辛さは同じで、やっぱり鉄板盛りをつけてと、次に行くことを前提に考えてしまう。まさにココイチに行ったときと同じような感想であった。いまいちメジャーになりきれないあんかけスパであるが、ココイチが鉄板盛り推しで全国進出すれば、成功するのでは?と思ったのは私だけであろうか。

 「Kona’s Coffee」も「パスタ・デ・ココ」も、まだ店舗数が少ないが、本格的に全国展開しても、メジャーになるに違いない。