やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

現金が手元から無くなっていく話

 前回キャッシュレスの話を書いて思い出したので、またお金の話である。3回連続お金の話なので、お金にいやしいと思われそうだが、そのとおりである。来年から紙幣のデザインが新しくなるそうだが、キャッシュレスを推進しているのになぜ?と思っていたら、どうやらタンス預金をあぶり出そうという目論見もあるそうだ。でも旧札を使えなくするくらいにしないと、あぶり出てこないのではないかと思う。

 そういえば、私もほんのわずかだが、お小遣いの一部をタンス預金にしていることを思い出した。タンス預金といっても、へそくり程度であるが、ピン札の1000円札が手元にあったとき、それをとっておくことを数年続けていたら、10万円ほど貯まっていた。これを機に、新NISAの資金にしようと思い、銀行に預けることにした。あっ!まんまとあぶり出された!

 ついでに小銭も整理することにした。子供の頃から1円玉〜500円玉を年代別にコレクションしていたものがある。歯抜けもあるが、発行枚数の少ない年の希少なコインもいくつかある。また、100円玉や500円玉などの小銭貯金もそこそこある。小銭貯金は、ある程度貯まったら銀行に預けていたのだが、小銭を預けるにも手数料を取られる時代になってしまったので、これは使うしかないと決意した。

 そこで、各コインを年代別に1枚づつ残して、あとは順次使ってしまおうと思う。無駄遣いするのではなく、必要な支払いは紙幣を使わずに小銭で支払う戦略である。これは結構面倒くさい。よく考えたら、前回のブログと矛盾した、全く正反対の戦略である。しかし、紙幣は使わず銀行へ、キャッシュレスの快感もがまんして、使うのは小銭のみにすれば、お金は貯まる一方だ(結果的に小銭が銀行に入ったと同じなので、貯まっているわけではない)。

 小銭を整理していたら、新婚旅行や出張で残った外国のコインが結構出てきた。もはや海外旅行に行くこともないので、どうしようかと考えていたら、この円安なので換金するなら今ではないかと思いついた。大した額にはならないので、どうしようかと調べていたら、ポケットチェンジという両替機があった。いろいろな外貨が混ざっていても、まとめて入れれば自動で国と金額とレートを計算して換算してくれる。現金に換えることはできないが、電子マネーに替えることができるとのこと。

 さっそく最寄りのポケットチェンジの設置場所に言って両替してみた。判別できないコインもあったが、紙幣もまとめて換金でき、全部で1300円ほどになったので、パスモにチャージした。電車賃を考えたら、大した実入りにならなかったが、すっきりした気分だ。判別出来ないコインは返却されたものもあったが、対応していない国のコインはそのまま寄付することもできたので、寄付することにした。

 普段の支払いに使いづらい中途半端な1円玉と5円玉、そして判別できない外国コインはどうするかというと、来年の初詣のお賽銭になるのであった(ナイスアイデア!)。こうして手元の現金は、まんまと無くなっていくのである。しかし、お賽銭もキャシュレスになっていたらどうしよう。