退職金を受け取るにあたり、最近老後資金について考えている。本を読んだり、ネット記事を読んだり、Ｙｏｕ Ｔｕｂｅを見たりして勉強中である。今更考えてもこれからの収入は限られているため、退職金をいつまで手を付けずに置いておけるか、できれば少しでも増やすことができ、最低でも減らすことが無いようにすることが重要だと思っている。
だったら最初から退職金を年金形式で受け取れば良いではないか。それもありだが、退職金控除とか年金受け取り時の所得税とかを考えると、一括受け取りを選択した。まあ、正直言うと貧乏性なので、早く現金をまとめて受け取って安心したいだけである。そしてこれをうまく運用すれば、ちょっとは増えるんじゃないかという安易な皮算用である。まずは、もらうものはもらって、これを無駄遣いせず、どうするかを考えることが重要である（と勝手に思い込んでいる）。
さて、基本的には新ＮＩＳＡでの運用を考えているが、知れば知るほど疑問点が出てくるし、知識を得たところで、人によって年齢や家族構成、生活スタイルなどが違うので、本当にそれが正解かどうかわからない。また、何歳まで生きるのか、病気をしたらどうするか、家族に何かあったらどうするかなど、将来どうなるかわからない。
あるＹｏｕ Ｔｕｂｅで、ちょっと教えられたのは、どの証券会社がいいのか、どの商品がおすすめなのか、どの投資方法が一番お得なのかとか、そんなのは重要ではない。結局、将来の自分の生活費はいくら必要で、何歳くらいからいくら不足になるのかが分かれば、いつまでにいくら貯めなければならないのかがわかる。ゴールを決めれば、おのずと方針が決まり、決めた方針は変えずに継続することが重要とのこと。
おっしゃるとおりだと思ったが、結局将来何があるかわからないので、細かく計算しても予定通りにいかないことが多いだろう。でも今の時点では、自分の方針を決めるしかない。どちらにしろ、運用できる資金は退職金しかないので、ざっくり夫婦のどちらかが亡くなったときに、◯◯万円残っているようにしようと、ゆるい方針にした。（ほんとざっくりだな！）
しかし、子育てが終わり、住宅ローンも終わりに近づいてきた現在、懐と身体の自由がきくのは、ここ１０年くらいだと思うので、あまりセコセコせずに、旅行もしたいし外食もしたいと思っている。そんな気楽なことを言っていたら、そんなに無駄はできないと、妻に怒られてしまった。結局、怒ってくれる人がいるので、我が家の老後は安泰であろう。
