やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

年賀状じまいをしようと思ったら、プリンターもおしまいになった

 そろそろ年賀状じまいを考えている。年賀状を出している人は年々減っているようだし、毎年どんなデザインにしようかと考え、住所録の整理をしたり、誰になんて書こうか考えたりする。そんなことが面倒になってきた。

 年賀状って、この人はやめようと思って出さなかったら来るし、続けようと思っている人からは来なかったり、顔もわからない親戚に出す必要ある?とか、この時期になると気が重くなる。毎年そんな気分で年賀状を書いているなんて、年賀状の本質と正反対じゃないか。

 そして追い打ちをかけるように、来年からハガキの値上げのニュース!ということで、今年の還暦を機にやめようと決意した。でも、やっぱり親戚には出した方がいいかなとか、大学時代の友人はやめられないとか、仲の良い会社の友人は続けようとか、たまに飲みに行くお世話になった上司は出そうとか、いつも年賀状に趣味の写真を印刷して送ってくれる先輩の年賀状は欲しいし、とかいろいろと考えていると、やめる人いないじゃん、となってしまう。

 でも、年賀状を出していなくても、普段仲良くしている人もいるし、ここ10年くらいで知り合った人は、年賀状など出していない。そう、年賀状を出すのって、昔から出していた人と続いているだけなのだ。我々の世代の昔からの習慣である。そう、だから思い切って、やめてもいいのだ!

 妻は、昨年早々に、ほとんどの人に年賀状じまいをした。今年は9人に出すだけで、来年から3人にするという。サバサバしているというか、いさぎよいというか、思い切りが良いので感心している。ということで、私もならって、今年ついに年賀状じまいを決意したのである。

 とはいっても、やめる人を決めるのって難しい。そこで、今年は第一ステップとして、まずは惰性で出していた人、年賀状でしか付き合いのない人、あまり出したくない人だけをやめることにした。それで半分程度に減らすことが出来る。この後は、来年第二ステップとして、また考えよう。出したくない人をやめるだけでも、心の重荷は減ることだろう。

 さて、年賀状のデザインを決め、プリントしたのはいいけれど、あれ!?イメージと違う。赤色が出ていないのだ。そこで少なくなっていたマゼンタのインクカートリッジを変えて、必要枚数をセットして風呂に入った。風呂から上がりハガキを見たところ、最初の数枚に赤が入っただけで、また赤がでていない。

 ヘッドクリーニングを押してみたところ、プリンタにエラー表示が出て動かなくなった。修理に出してくださいとの表示だ。え〜!?おそらく修理に出すより買い替えた方が安いだろう。これは予想外の出費である。

 とりあえず、全部プリントし終わった後で良かったが、黄色と緑と水色だけで、赤が混じっていいない、ちょっとシックな色になった。まあ最後の年賀状として、この色味も悪くはないだろう。

 ということで、「昨年、還暦を迎えました。これを機に今年で年賀状を卒業させていただきます。今後とも変わらずお付き合いのほど、よろしくお願いします。」