やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

池上梅園で梅を見て、戸越銀座でおにぎりを食べる

 昨日3/4、大田区池上の「池上梅園」に行った。最近テレビで紹介され、今が見頃ということなので、義母と妻と3人で行くことにした。今年は、近所でも結構梅がよく咲いているので、期待して出かけた。

 池上梅園は、戦前までは日本画家の伊東深水氏が北半分を自宅兼アトリエで使用していたが、戦災で焼失。戦後は、築地の料亭経営者小倉氏が南半分を拡張して別邸として使用していたが、没後、庭園として残すことを条件に東京都に譲渡、その後大田区に移管されたとのこと。

 都営浅草線の「西馬込」駅から10分ほど歩いて到着した。入場料は大人100円、小人20円、65歳以上は無料と、とても良心的であった。入口には「見頃」と表示されていた。たしかに、全体的には赤やピンクや白が一面広がっているように見え、綺麗であった。しかし、中に入ってよく見ると、すでに終わりかけの梅も結構あり、すべてが満開というわけではなかった。

 小高い山の斜面一面に梅が植えられていて、その間に遊歩道が作られている。階段を上り、梅の中を歩いて見晴台までいく。しかし上から見ると、梅の裏側といった感じがして、ここは下から見上げて見るのが一番綺麗に見えるように作られているのだとわかった。梅の状態も敷地の広さも、最初の期待が大き過ぎたせいで感動が薄かったが、きれいな梅もたくさんあり、十分楽しめた。

 梅園を出た後は浅草線に乗り、「戸越」で途中下車。テレビなどでよく見るが、行ったことがない「戸越銀座」に寄って、お昼ご飯を食べることにした。行ってみると、商店街は車も通ることができ、シャッターが閉まっている店も結構あり、ちょっとイメージと違った。もっと、店の前で作りたての食べ物を販売していて、食べ歩きできる賑やかな雰囲気だと思っていた。後でよく考えたら、思っていたイメージは巣鴨商店街だったのでは、という結論になり、いずれ行こうということで合意した。

 歩いていると、有名な「戸越屋」というおにぎり屋を見つけたので、入ることにした。渋谷の道玄坂にも店を出している人気店で、おにぎりのメニューが40種類以上ある。どれを食べようか迷ってしまう。持ち帰りをする人も多いが、店の中にはカウンターとテーブル席もあり、イートインが出来た。

 セットメニューがあり、好きな種類のおにぎり2個に、唐揚げ、味噌汁、煮玉子、たくあんがついて、1,150円から(おにぎりの種類により値段は変わる)。ボリュームがあり、リーズナブルである。私は、「鮭マヨ柚子胡椒」と「牛甘辛わさび」にした。唐揚げが来る前に鮭マヨを一口かじってしまったので、代わりに写真に写っているうちの一つは、妻の頼んだ「野沢菜わさび昆布の小」なので、あしからず。

 おにぎりは、「つや姫」というお米を使っていて、ふわっとして柔らかく、それでいて、一粒一粒がしっかりしていて、抜群のうまさだ。唐揚げは外はカリカリ、中はジュシーで柔らかく、味付けは濃すぎなくて、とてもおいしい。食べきれずに持ち帰って、夜温め直して食べたが、さらにおいしい。ちょっとクセになってしまう味だ。この店は、このためだけに1時間以上かけて、わざわざ食べに来ても良いくらいの美味しさだった。

 暖かくなって、お出かけの季節がやってきた。東京には、まだまだ行ったことがない、知らない良いところがたくさんありそうだ。次は巣鴨へ行くぞ!