やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

寒川神社でパワーをいただく(2)参拝編

 寒川駅から参道を歩いて、一の鳥居と二の鳥居をくぐり、約20分で寒川神社に到着した。1月の土曜日ということもあって、歩道は人にあふれ、車は渋滞していた。境内に入る前に小川に架かる橋がある。この橋を渡るときに、自分の不浄が流れていくイメージを持つと良いとのこと。この橋もすごくパワーをもらえる気がしてゆっくり渡る。そして橋を渡った先には、檜造りの三の鳥居がある。一礼をして三の鳥居をくぐり、本殿に向かって歩いた。

 境内の参道を歩き、手水舎で清めたら、正面に神門が現れる。神門の上部には、カラフルで迫力のある「迎春ねぶた」が展示されている。迎春ねぶたは、寒川神社の正月の風物詩であり、今年で24回目を迎える。第1回から第12回は「干支」を題材に、第13回からは古事記日本書紀などの「神話」を題材にし、令和6年は「甲辰〜八大龍王〜」で、八大龍王は家内安全と商売繁盛など多くの御神徳があるそうだ。日没後はライトアップもさせることで、それも見てみたい。ちなみに、神門の前にある狛犬はとても大きくて大迫力だった。

 神門をくぐると、どっしりとしたたたずまいの本殿が見えた。我々は大勢の人の後ろに並んだ。本殿は総檜造で、大きく立派な注連縄が張られていた。本殿の前は人が多いのだが、何か独特の厳かな雰囲気が漂っている。ここにいるだけで、パワーを受けている感じがする。順番が来て無事参拝は終了した。

 本殿の横には、天体の位置や星を観測する「渾天儀(こてんぎ)」という器具のレプリカがあった。龍は天空を支えるという故事にならい、四隅に龍が配置されている。特に今年は辰年なので、近くに寄るだけですごくパワーをもらえる気がした。

<右上:小川にかかる橋と三の鳥居、 右上:神門に飾られた迎春ねぶた、 左下:御本殿、 右下:渾天儀(こてんぎ)のレプリカ>

 寒川神社では、本来は祈祷をしていただくと良いのであるが、レオンさんに紹介されたこともあってか、最近では希望する人が特に増えたそうで、ご祈祷の受付は人気アトラクション並みに長蛇の列で、受付するまで1時間以上はかかりそうであった。また、祈祷を受けると厄除けの八方札をいただけるのだが、家の中で方位を正確に測って9箇所の見えるところに貼らなければならないことと、一度貼ると毎年続けることになって、やめどきに困ってしまうことなどを考えて、今回は見送ることにした。

 なお、ご祈祷を受けた人だけが、御本殿の奥に位置する「神嶽山神苑(かんたけやましんえん)」に入ることができる。寒川神社の起源にかかわりをもつと伝わる「難波の小池」が本殿の真裏にあり、いまもなお御神水がこんこんと湧き出ているとのこと。レオンさんは、「神聖な水が湧く場所には、よい運気が集まるので、大きく深呼吸をし、運気をいただきましょう」と話していた。ここはぜひ行きたかったが、冬季(12月上旬〜3月上旬)は閉園となっているため、これも今回祈祷を見送った理由のひとつである。できればいずれ行きたいと思っている。

 さて、ご祈祷の代わりにお守りと御朱印をいただいたのだが、それは次回紹介したい。また、私はめったにおみくじを引かないのだが、なぜか良い札が引ける気がして、今回は引くことにした。さて、何を引いたのかは次回に続く。あわせて寒川神社で食べたおいしいものも紹介するので、お楽しみに。