やすぴか日記

日常の出来事と過去の思い出の記録

神秘的な不滅の法灯に合掌🙏(11/5東京−京都日帰り旅行② 比叡山編)

 京都駅からJR湖西線経由で坂本ケーブルに乗る。坂本ケーブルは日本最長のケーブルカーで、発着のケーブル坂本駅ケーブル延暦寺駅は、いずれも登録有形文化財である。見た感じは、ただの古い駅であるが、写真に撮るといい雰囲気に見える。ケーブルカーの途中は、木々が若干色づいていたが、やはり少し早かったようだ。ケーブルカーの途中や終点の延暦寺駅からは琵琶湖が一望できたが、少し曇りがちだったため、全体が白っぽくなって少し残念。快晴だったら、さぞかしきれいだっただろう。こうして私達は、新横浜で新幹線に乗ってから、わずか3時間で比叡山の上に立っていた。

登録有形文化財ケーブル坂本駅と日本最長の坂本ケーブル

 比叡山は、延暦寺という名前の寺があるわけではなく、東堂(とうどう)と西塔(さいとう)と横川(よかわ)の大きく3つのエリアに分かれており、全体で延暦寺という。メインは東堂で、ここが観光客で一番賑わっている。私達は、東堂地区の根本中堂をメインにまわり、時間の都合で西塔は素通りし、横川の横川中堂を見学することにした。

 東堂では、一番の目的である根本中堂に向かう。現在屋根の葺き替え工事中で、囲われて外観は見られなかったが、中に入ると屋根の葺き替えの様子は見学用に組んだと思われる足場から見ることができた。すでに新しい木に代わっている部分もあるなど、2027年頃までの大改修中にしか見られない、珍しい光景だったとも言える。

 「不滅の法灯」は、御本尊の前に3基あったが、見学できる場所から離れており、もう少し近くで見たかった。開創以来1200年以上火が消えることなく、代々火を守り続けてきた方々や、燃料を絶やさないようにしてきた方々がいると思うと、神秘的な感じがする。(合掌)

<屋根を葺き替え中の根本中堂と根本中堂の御朱印

 東堂地区は文殊楼、大講堂、阿弥陀堂、法華総寺院東堂を見学し、延暦寺バスセンターに向かう。ちょうど昼時になったので、「鶴喜そば」で食事をする。鶴喜そばは、坂本地区で300年前から続く老舗で、比叡山にも店が2件出ている。ふたりとも「比叡山そば」を注文した。山菜、とろろ昆布、天かす、ネギなどがのっており、平らな麺だ。少し肌寒かったので、温かいそばはとてもおいしかった。(写真を取り忘れた)

 ここからシャトルバスで横川に向かう。シャトルバスは、比叡山内の3地区を移動するときに使うことができる。横川に行く道は急カーブが続く山道で、20分ほどで横川に到着する。横川中堂は、遣唐使船をイメージして朱色の建物で舞台作りとなっている。とても鮮やかであり、紅葉とマッチしてとてもきれいだった。30分ほど見学して、下山のために比叡山頂上へ向かう。③東寺編に続く。

<紅葉とマッチした朱色が映える横川中堂>