久しぶりの投稿である。しばらく精神的余裕がなかったように思う。4月から職場環境が変わったことにより、大きく仕事内容が変わったわけではないが、なんとなくプレッシャーを感じていたのかもしれない。それまでは、忙しくても、時間がなくても、空いた時間で文章を書くことができた。しかし、今回はいくら時間があったとしても、とても文章を書く気になれなかった。私が「ブログを書く気が起こらない」と言ったら、妻が「無理に書かなくても、また書きたくなったときに書けばいいじゃない?」と言ってくれた。
会議が増えて、資料を作り毎回報告しなければならないことがあったり、部下の問題などが重なった。「なんで60歳にもなって、イヤイヤ仕事に行かなければならないんだ」と悩んだ。ちょうどその頃、妻も保育園の仕事が体力的にも人間関係的にも辛く、やめようか悩んでいた。娘は、新しく仕事を始めたのはいいが、結局それが原因で鬱病が再発してしまった。自分だけでなく、家族の心配事も増えて、まったく気持ちの余裕がなかったのである。
ところが最近、妻に「他の人のブログも読んでないの?◯◯さんのブログ、おもしろかったよ!」と言われたので、久しぶりに読者登録している方々のブログを眺めた。見知った名前の皆さんが、変わらず投稿していた。「みんな続けているんだ」と思い、なんかホッとしたと同時に、懐かしさを感じた。そうしたら、なんとなく今の気持ちを書いてみようかと思い、ここまで書いてみた。
問題が解決したわけでもないが、今の環境に慣れてきたのか、開き直ったのか、少し気持ちに余裕が出てきたのだろうか。妻の方は仕事をやめることなく、午前勤務から午後勤務に変更し、週5日から週3日にへと変更してもらったようだ。悩みはあるようだが、前よりも愚痴が減ったかもしれない。そして娘は、過去の病状よりひどくなく、自分の気持ちを調整して、一歩一歩進んでいるようだ。そう、結局時間が解決してくれるのだ。そんなことはこれまでの長い人生でよくわかっている。
義母がダイソンの羽無し扇風機が不要になったので、娘にあげる約束をしたようだ。先週の休日は暇だったので、娘に車で届けてあげようと思い連絡すると、「旦那と鰻を食べに行こうと思っているんだけど、一緒に行く?」と誘ってきた。私達が前から行こうと思っていたチェーン店の「鰻の成瀬」だったので、まんまとたかられたことも気づかず、「行こう、行こう」と即答した。
娘夫婦と我々夫婦の四人で鰻を食べた。安くて美味いことで有名な店である。「こちらで出すから、一番食べたいものを食べろ」と偉そうに言った。娘の旦那と私は「うな重 松」2,600円、娘と妻は「うな重 竹」2,200円を注文。この値段でこのクオリティであれば十分満足である。娘は少し痩せていて心配だったけど、思ったより元気そうで、鰻もしっかり食べていたのでよかった。これで少しは元気になってくれれば良いと思う。
今日、こうしてブログを書こうと思えたのも、家族と話せたことと、鰻を食べて元気をもらえたことであろう。これからも、気が向いたときに、のんびりとブログを書ければ良いと思っている。